結論:墓じまいとは「ご遺骨のお引越し」です
墓じまいとは、単にお墓を解体・撤去して更地に戻すことだけではありません。大切なご先祖様のご遺骨を別の新しい場所へ移す「改葬(かいそう)」の一連のプロセスを指します。
スムーズに墓じまいを完了させるには、ご遺骨の新しい納骨先を決め、行政機関への申請手続きを行い、墓地管理者やお寺と丁寧な意思疎通を図ったうえで、解体工事を進める必要があります。プロのアドバイスやサポートを得ながら、順を追って行うことが成功の鍵となります。
理由:手続きが複雑に思える2つの理由
墓じまいに踏み出す際、「手続きが多そうで大変」「何から手を付ければいいかわからない」と躊躇する方が多くいらっしゃいます。その理由は以下の2点にあります。
1. 複数の当事者(自治体・墓地管理者・移設先)との書類のやり取り
現在のお墓がある自治体の役所、お墓の管理者(お寺の住職や霊園の管理事務所)、そして新しい遺骨の受け入れ先の3箇所から書類を集めて提出する必要があります。これらのやり取りには一定のルールと手順があるため、初めての方には難しく感じられます。
2. ご親族や寺院との心情的なやり取り
お墓は家全体に関わる大切なものです。ご親族への相談が不足していると、後にトラブルに発展することがあります。また、お寺の檀家を離れる(離檀する)際にも、丁寧な挨拶とマナーを守った意思表示を行わなければ、こじれてしまう原因になります。
詳細:墓じまいを進める7つのステップ
ステップ1:ご親族での話し合い・合意
「なぜ墓じまいをするのか」をご親族(兄弟や叔父・叔母など)にしっかりと説明し、必ず合意を得ておきます。将来お参りする人全員が納得していることが大前提です。
ステップ2:新しいご遺骨の納骨先の決定
取り出したご遺骨の行き先を決めます。代表的な選択肢として、永代供養墓(合祀墓・個別墓)、納骨堂、樹木葬、または別のお墓への移設などがあります。新しい納骨先を契約し、「受入証明書」(または使用許可証)を取得します。
ステップ3:現在のお墓の管理者から「埋葬証明書」を取得
現在のお墓がある霊園や寺院の管理者に「墓じまいをしたい」旨を伝え、そのお墓に誰のご遺骨が納められているかを証明する「埋葬証明書」(署名・捺印)を発行してもらいます。この際、長年お世話になったお寺には、誠意を込めたご挨拶と感謝の気持ちを伝えることがマナーです。
ステップ4:自治体役所への「改葬許可申請」
現在のお墓が所在する市区町村の役所に、取得した「受入証明書」「埋葬証明書」を添えて「改葬許可申請書」を提出します。申請が認められると、「改葬許可証」が発行されます。これがご遺骨を取り出すために必要な正式な許可証です。
※改葬手続きや必要書類の書き方について、より詳しい手順はコラム「青森での改葬許可手続きと必要書類の具体的な進め方」で解説しています。
ステップ5:閉眼供養(魂抜き)とご遺骨の取り出し
お寺様に墓前で「閉眼供養(魂抜き)」を執り行っていただき、お墓を単なる石に戻したうえで、ご遺骨を取り出します。ダイワ石材では、当日の法要のサポートや仏具の準備、ご遺骨の丁寧な取り出しをお手伝いいたします。
ステップ6:墓石の解体・撤去・整地(石材店による施工)
石材店が墓石を安全に解体・撤去し、区画を平らに整地(更地化)します。整地が完了したら墓地管理者に敷地を返還します。ダイワは施工前・施工中・施工後の工事写真を記録し、しっかりとご報告します。
ステップ7:新しい納骨先への納骨
新しく決めた墓所や永代供養墓に、役所から発行された「改葬許可証」を提出し、ご遺骨を納骨(改葬)して完了となります。
ダイワの墓じまい一貫サポート
ダイワ石材では、慣れない書類の手続きから解体撤去、ご遺骨の新しい行き先探しまで、一貫して丁寧にお手伝いいたします。
- 行政手続きの代行・サポート:改葬許可申請などの書類準備を一緒に進めます。
- お寺のご紹介・仲介:閉眼供養をお願いする僧侶の手配やお寺の紹介も可能です。
- 自社での丁寧な解体整地:石材のプロとして、責任を持って更地に戻し返還をサポートします。